なんとなく安曇野。

赤、黄、緑色の物体を生産しています

   

毎日、毎日忙しくて、毎日、毎日、地味な仕事を積み重ねています。

 

自分の圃場も、ヘルプしている苗畑も、接ぎ木の山を越えました。最近ほとんど雨がなくて、連日風も強いので畑がとても埃っぽい。乾燥で畑がしまらず、植えた台木でグラグラしてるものもあります。本当に雨降ってほしい。

 

この何日間でトータル1000本近く接ぎ木しましたが、系統とか品種の種類があり過ぎますね。色々あるのは選択する楽しさがあっていいのですが、あれも、これもとなると、まとまらなくなってしまいます。色々情報を集めて探りながら、絞って、商業ベースに持っていく感じです。

 

新品種だと当然、自分の中で栽培感度は何もないので、さて、どうなるものやらと思いながら栽培していくのですが、極端に割れたり、未熟果が多かったり、果実内部に障害が多かったりしないものを選びたいですね。苗木のパンフや品種の紹介には良い事しか書いてませんから、まーあてにならない。

 

最近は温暖化で赤色のりんごが着色し難くなってきていますが、着色系の系統は色が良くても大味だったりしますので、注意してます。

 

ふじの系統も何種類もテストしていますが、今年は自分の園地で色、果形がちょっと抜きんでていたふじの枝を選抜して増やしてみる事にしました。自分のオリジナルの系統をもてれば、それだけで嬉しいですからね。やっぱり人が選んだものよりも、自分の感度で選抜したものの方が愛着もあるし、自分の畑にフィットする気もします。まぁでもこれは趣味と実益が混ざってる感じです(^^)。

 

青森の某業者から送られてきた苗木が、鹿の食害を受けていて、なんというか、なかなか悲惨な苗木でした。業者もそれでもいいですか?との事だったので了承して送ってもらったのですが、こりゃ大変ですな。