なんとなく安曇野。

赤、黄、緑色の物体を生産しています

   

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洋ナシ。茶色のサビ部分がズラの様に見えます。今年はやはりサビ果が多いです。

 

一日雨。今日、苗木畑で色々やりたかった事もありましたが、雨なので明日に延期。

トラクターの前輪のタイヤがパンクして、タイヤとチューブを交換。今回は前輪の片側だけでしたが、残りのタイヤも、ゴムの亀裂具合を眺めると、パンクするのは時間の問題ですね。ま、使えるところまで使い倒します。

 

さて、いま話題の映画「奇跡のリンゴ」を観てきました。一緒に映画を観た他のお客さんは年配の方が多かったですね。僕はプロのリンゴ農家なので、なにも知らない方とはどうしても映画を観る視点がちがってしまいますが、ひとつのエンターテイメントとしてとらえるならば、悪くない映画ですね。最後に花が咲くシーンで菅野美穂が涙する横顔は感動的です。

菅野美穂はかわいいなぁ~!!(笑)

 

貧乏なのは先も見えないし、不安だし、本当に欲しいものは買えないし、行きたい所にも行けないし、正直、精神を病みますね。はっきり言って人ごとじゃない感度で観ました。農村の美しい四季も、穏やかな人間関係も、それなりの経済基盤があってこそ、美しく見えたり、感じたりするのです。追い込まれた状況では単なる地獄です。

 

農薬の事、試験の方法、樹形などなど、自分ならこうするのに、とか色々思いながら観ていました。ま、映画の畑はあくまでセットなんでしょうけれどね。

ネットで検索すると、この映画がらみの記事をみつけました。参考までにリンク。

 

「奇跡のリンゴ」という幻想ー安物の感動はいらないー

 リンゴ農園に突撃(?)してリンゴ農家の本音を取材したよ(前編)

 

 僕は自然農法をやってみたいとは思いませんが、実際の園地を見たことがないので、見てみたいなぁと思いました。できることなら褐斑病が目に見えて激発してくる8.9月頃に。どの程度病斑が広がり、そしてそれが止まっているのか、この目で確認してみたいです。あと、可能なら毎年の品種ごとの収量なども知りたいなぁ。プロのりんご農家なら皆さんそう思うのじゃないかしら。チャレンジすることは素晴らしい。あとは定量的なデータを知りたいなぁ。