なんとなく安曇野。

赤、黄、緑色の物体を生産しています

   

 

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りんごの木の伐採開始。

 

2014年も残すところあと1週間ほどになりました。昨日は冬至でしたが、夕方近くのスーパーに柚子を買に行くも売り切れてしまっていて柚子湯は実現せず。あと僅かに残っていたりんごのバスクリンを柚子湯の代わりとして冬至バスタイムとなりました。

りんごの方は生食の方は無事終了し、あとはジュース絞りだけだなぁと17日に加工所を予約し、2トントラックを手配していざ松川へと意気込んでいたのが大雪警報となって、じゃんじゃか雪が降ってしまって、レンタルした2トントラックが営業所から自宅までたどり着けない状態となり、やむなく中止。りんごジュースは年明けとなります。

今日から植え替える予定のりんごの木の伐採を開始。まずは側枝を落としてから幹をチェーンソーで切るのですが、側枝を落されて一本棒状になったりんごの木を横から眺めると、よくもまぁこんなに見事にぐにゃぐにゃなもんだと感心するやらあきれるやら。

新しく植える苗木はばっちり用意してあるので、綺麗に並べて植えると自分の畑の景色がまた変わります。世の中色々な職業がありますが、景観に影響を与える仕事は農業と建築業ぐらいなもんでしょうか。他にもあるかもしれませんが、グリーンで景色を変えられるんだからりんご栽培ってのはいい仕事だと思っています(スマートアグリだとまた話が違いますけれど。)

写真の畑は予定では再来年、畑を借り受けた時にあった木が全部なくなってすべて自分がつくった木で入れ替わってしまう予定です。基本的にはトール・スピンドルと言われる樹形で密植にしますが、比較としてあいだの数列はBi-Axisでやってみます。たぶん樹間150㎝ぐらいで、リーダー間が75㎝ぐらいがいいかな。日本のマーケットではやっぱりふじはそれなりに大きな玉を作らなきゃなので、必要以上に密植は無駄かなと思ってます。

 

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先日、野外でしゃぶしゃぶ会開催。

 

友人のぶどう農家さんと企画して開催。大人子供全部で40名参加。美味いものは厳しい環境で食った方がより美味く感じるのですよ。たぶん。暖かい豚肉が冷え切った体にはいると、あー生きていてよかったなぁ、お前も生きてか。よかった、よかった、という気分になります。参加者のある方は、こんな極寒の時期に外でしゃぶしゃぶって企画者は確実にバカだと思って参加しました!と実に正直な方もいてくれて非常に嬉しかったです。横は広場で子供は大はしゃぎだったし、これもよかった。あとは小難しいことは話さずに肉を食えれば完璧ですね。

 

最後にちょっと前に読んだ本の紹介。

東京でIT会社を経営していた著者が、東北大震災で被災した出身地でもある宮城県山元町でゼロベースからいちごの施設栽培をはじめた話。りんごとはまたちがった施設栽培の話ですが、地元にもともとあった農業資源をうまく活用して育てて飛びぬけたブランドにしようする著者の意気込みを感じられます。興味のある方は読んでみてください。

99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る

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