接ぎ木した部分の芽が動き始めました。写真はふじ。
朝からまた雨。栽培している品種の芽の動きを写真で記録しました。
以下、色々な品種の花芽の様子を紹介します。
(農園のすべての品種ではありません。)
シナノゴールド/春紅玉/こうたろう
紅玉/トキ/はるか
あずさ/アルプス乙女/ぐんま名月
グラニースミス/ふじ/シナノスイート
恋空/初紅しぼり/すわっこ
シナノドルチェ/シナノホッペ/秋映
ファーストレディ/つがる
りんごは先に葉が出てから複数の蕾が現れ、膨らみながらそれが分岐し、中心の花から開花してきます。先行して咲く中心の花が一番優良な果実となりやすいので、可能な限りここに結実させますが、うまく授粉できなかったり、花が弱かったりした場合は、他の花の結実状態の良いものを選びます。中心の花がしっかり咲いて、その頃にはブンブン蜂が飛んでいて、強い霜なんて来ないのが理想です。人工授粉は中心の花が咲いた頃に行います。
写真を見て頂くとわかりますが、同じりんごでも品種により生育の進み具合は違います。今の所、春紅玉が蕾が分岐し始めていて、一番生育が早いです。前にもふれた初紅しぼりはやはり一番遅いですね。初紅しぼりは生育がとても遅いがゆえに、自分の園地では霜の被害がほとんどありません。霜の来やすいタイミングと生育の進み具合がうまくずれてくれることが多いです。だから生育が遅いから良くないわけではないです。開花速度が遅くて美味い品種を開発して欲しいなとか願望があったりもします(^^)。