畑の様子など。

少しですが畑の様子などをお伝えします。

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摘果で落とされた小さな実。写真の実はシナノゴールド。

収穫期の早いものから摘果を進めています。現時点で収穫のできる面積の1/3ほどの摘果を終えた状況です。まだまだ先は長いです。ちなみにシナノゴールドの摘果は今日終わりました。

 

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春紅玉の様子。パティシエさんなどに大変人気なリンゴです。紅玉と比較し果肉が固めで、加熱しても煮崩れしにくいのが特徴です。数は少ないですが今年もちゃんと実がついておりますので全国のお菓子職人の皆様どうぞご安心を!笑。

 

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ラニースミス/M26の4軸仕立て。右隣は同樹齢の樹間80センチのグラニースミス/M9。少しでもスペースがあったら違う方法で植えて比較してます。グラニーもお菓子作りに最適ですよ~。よろしくどうぞ。

 

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シナノドルチェの多軸栽培の様子。ぶどうのコルドン仕立てのアプローチです。

 

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軸を横から見た様子。只今新梢は10~20センチぐらい。さぁ美しく仕立ててやろう。

 

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これはぐんま名月のUFO(Upright Fruiting Offshoots )っぽい仕立て。こちらも力ずよく新梢が出てきています。根系に近いところの新梢は強くなるので、それをあえて立てて、広げて時間差でコルドン型に展開してもよかろう。


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取り木床の台木に直接接ぎ木して養成している苗木。根が母株とつながっているので当然ながら力ずよく伸びます。まっすぐな台木に、まっすぐな穂木を接ぎ木して、それをまっすぐに育てる。これがきれいな苗を育てるコツなのですが、接ぎ木の際、台木をUピンなどでまっすぐになるように調整しています。

 

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昨年春に取り木床の台木に直接接ぎ木して作った2軸苗です。取り木床でこのレベルまで一気に育てて、今春に定植しました。だだし母株から切り取ると苗木の根系が随分小さくなってしまい、地上部のボリュームに比べて地下部の根が少々物足らない状況となります。ですから定植する際、たっぷり水を与えて丁寧に植えています。 

 

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苗畑。この見えている範囲以外に1000本ぐらい苗を育てていますが、同時並行に様々なことを試していて、毎日その動きを見るのも大切な仕事です。

手前の2軸の列は 昨年取り木床で養成したものを、軸のバランスをみて、状態の良いものを分岐部から一定距離おいて左右同レベルの高さの芽で切りそろえたものです。取り木床から引きあげた時点で、2軸のバランスに関して1回目のスクリーニングをしてしまっているってことです。軸バランスが悪いものは1本にして定植するのですが、これでも接ぎ木はすでに完了してしまっている状態なので、春の不安定な時期に苗にかかるストレスを大きく軽減できているのではと思っています

 

 

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つがる/M9/マルバの6軸仕立て。ちょっとケミストリーな感じで言うとHexa-axisですね。有機化学の命名みたいに軸数のギリシャ語とaxisで多軸を表すと便利だと勝手に思っています。M9/マルバの中間台方式はこれまでの日本のわい化栽培を支えてきてくれた力強い手法です。ひこばえが出たり、栽培期間が長くなってくると樹勢コントロールが難しくなるなど色々問題はあるのでしょうが、こんなタフな台木を栽培の舞台から追い出してしまうのは実にもったいない。樹上部を多軸に割ることで、もしかしたらこの中間台方式の新たな扉が開くかもしれません。進化というのは新しいことを追いかけることだけではないと思います。

 

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 JM7台の取り木床の様子。

今日また少し土を寄せたのですが、すごい勢いで新梢が伸びています。写真中あたりに切り株が見えていますが、今回の方法というのは普通に栽培していてもひこばえは出ますが、それを人為的に何倍にもして発出させているということです。この数メートルの範囲でざっくり300本近くあるので、このセクションは現時点ではこれで十分合格だなといった感じです。これももともとこの株がもっている力を利用しているのですよね。

僕は結局なんの土台もないところからリンゴ農家になっているので、りんご栽培の本質って何かと考えることが多いのですが、今のところ、それはやっぱり根ですかね。地上に見えている木や果実は根のおまけみたいなもんです。極論ですが。

 

とまぁ、宴もたけなわでございますが、眠いので、この辺で。笑。