頂いたトマトと胡瓜。
春から取り組んでいた摘果作業も漸く落ち着きました。只今、日課の草刈、苗の管理、若木の夏季剪定など仕事を進めています。極早生の恋空の収穫を終え、次は8月中下旬頃に「初紅しぼり」「つがる」「ファーストレディ」の収穫を予定しています。
各品種の状況を写真で紹介します。
まず、今朝の恋空の様子。この写真を撮影した後にほぼ全部収穫しました。
恋空。
恋空はもともとそんなに多くは栽培していませんでしたが、昨年収穫した後、少しだけ残してほとんど伐採してしまいました。
このりんご、名前は申し分なく素敵だし、綺麗に赤く着色するリンゴなのですが、摘果を終えた7月下旬頃から8月上旬のちょうど今頃にここ安曇野では収穫期になりますので、ちょっと一息つく暇もなくなってしまって、もう、これは本気で作るのはやめた方がいいなぁという結論になりました。ほんの少しだけ趣味の園芸として、畑の端っこで恋空の栽培を楽しんでおります。
今年の恋空はちょっと小ぶりです。味は・・夏のりんごの味がします。(^^)。
こちらは初紅しぼり。8月20日頃から収穫予定です。
初紅しぼりは安曇野ではつがるとほぼ同時期に収穫できます。当園では初紅しぼりをある程度まとまった量生産していますので、産直販売はもちろん市場出荷もしております。
このりんご、同時期のつがると比べて色付きが良く、しかも揃ってパッと赤く色付いてくれるので、りんご農家としてはとしては嬉しい品種です。つがると比べると果汁はやや少なめな気もしますが、酸味と甘みのバランスは良く食べやすいリンゴだと思います。
数年前に「青い森の片隅から」というリンゴの品種が沢山紹介されているHPを運営されている方に、当園の初紅しぼりを提供して品種の記事を書いて頂きました。初紅しぼりの来歴、特徴がとてもよくまとめられていますので、興味のある方は一読下さい。
こちらはつがる。大きくなってきました。
写真のつがるは植えて3年目の木の果実なのですが、畑を借り受けた時に、ちょうど写真のあたりは何も木が無かった部分でしたので、ようやくまとまって結実してくれたなぁとそんな眼差しで果実を眺めています。
つがるはこの時期の品種としてはやはり完成度の高い品種です。適度な酸味と甘味、かじった時に口の中に広がるジューシー感は素晴らしいです。
当園ではつがるの品質をより良くするために、品質の揃いにくい古い木を伐採して若い木にどんどん入れ替えています。来年すべての木が入れ替わってしまう予定です。
ファーストレディ。
こちらも少しずつ色づいてきています。山形県発の新品種です。ちょっとだけお試しで栽培しています。甘くて、パリッとしていて、美味いリンゴですね。興味のある方は是非どうぞ。つがるの箱の端っこにちょっと入れてほしいなども承りますので、お問い合わせください(まるちゃん農園)。