6軸に仕立てているりんごの木。品種はつがる。
植物は垂直方向にはとても素直に枝葉を伸ばしてくれるので、ほぼその垂直の枝のみで樹体を構成する多軸の仕立て方は、無駄な施肥をする必要もなくなるだろうし、軸の間隔も適切であれば太陽光の透過や分布もすこぶる良くなるだろう。そうすると木の隅々まで太陽光が等しく届きやすくなるだろうし、そうすると畑の果実の品質が底の方から大きく向上すると期待しています。木の上でも下でもどこになっていても美しく着色して最高に美味しいりんごであって欲しいという単純な農家の願望です。
物事を理解しやすいようにシンプルにする、無駄を省くことは、足元にある資源の有効活用にもつながるし、これからの農業には必ず必要だろう。
2軸苗の養成。様々な生育ステージの苗がありますが、それぞれの苗に合わせて2つの軸が均等に伸長するように育てています。一律にできないところが面白いところです。
でも秋までには大方揃った苗に仕上げたいなと思っております。
シロカラシ(white mustard)。どんどん大きくなっています。
シロカラシは播種後50~60日で開花するみたいですが、開花直前に細かくしてすき込み水分を加えてからマルチをして有効成分が逃げないようにしてくん蒸する予定です。要するに土地の中を辛み成分で満たして連作を引き起こすだろう微生物等に対処しようとしています。
先日貼り付けたアメリカの研究者の記事に出ていますが、単一の作物のすき込みでは十分な成果は得られないようですが、まぁ実際どんなものなのか、今回処理した後、実際作付けして効果の程を体感してみたいと思います。
安曇野はわさびの名産地だから、わさびの成分と日本のからしとを組み合わせたような資材で連作障害に対処できないものだろうか。あと発想を変えて辛味じゃなくて甘味で対処するとかどうだろう。以前スイーツバイキングに行った時のことを思い出して、激甘というのも結構ダメージをくらうしなとか考えてしまいました(笑)。
土中の微生物の多様性と連作障害を抑える事はどうも関係ないという結果もすごく興味深い。人の思い込みと事実は結構ちがったりするもんだ。
シロカラシの丈。もう10センチ以上ぐらいかな。
つがる。ピンポン玉よりちょっと小さいぐらい。
ちょっと宣伝。
松本市内四柱神社近くの洋食屋さん「おきな堂」さんとコラボさせて頂いております!
是非HPご覧ください。