なんとなく安曇野。

赤、黄、緑色の物体を生産しています

   

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こうたろう。

気付いたら10月になってました。早いですね。毎日色々と忙しくしていると時が経つのが本当に早い。りんご畑では10月中旬に収穫予定の「こうたろう」が樹上で美しく赤色に染まっています。

 

先月末から御嶽山が噴火したり、台風18号が来たりで気持ちが落ち着かない日が多かったです。台風の方は雨だけ降って風は殆ど吹かずまったく被害はありませんでした。

 

勢力の強い台風がやってきても雨だけ降って風が殆ど吹かない今回のケースと同様な事が今までに何回かあったのですが、恐らく日本アルプスの飛騨、木曽、赤石の各山脈がうまい具合に風をブロックしてくれているのではないかなと勝手に思っています。山は怖い部分もありますが、沢山の恵みも与えてくれます。

 

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こうたろうの果実。透き通るような赤色。

酸味は弱く甘味が強くて果肉は少し硬めのリンゴです。サクサクとした食感。

 

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こうたろうの樹列。台木はJM7。芽傷の反応もすごく良い品種。

 

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芽接ぎの様子。

もう少し伸びてほしかったなぁ。また来年時期を変えて色々やってみたいですね~。

ちなみに写真のバックの黄色の丸ボケの正体はシナノゴールド。シナノゴールドもそろそろ収穫期に入ります。また忙しくなりそうです。

 

話は変わりますが、先日亡くなられた土井たか子さんがサミュエル・ウルマンの詩を好んだと新聞に出ていました。ネットで検索すると色々な紹介サイトがあったのですが、僕も読んでみてとても気に入りました。紙に印刷して何度も読んでいます。日本語訳が素晴らしい部分もあると思いますが、年だからと諦めるなよ、元気出せよと語りかけられている様な気がします。下に貼っておきます。

 

青春の詩 サミュエル・ウルマン

 

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。

優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、

安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

苦悶や、狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年

月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

年は七十であろうと、十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

曰く驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる

事物や思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く

求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。

  人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。

  人は自信と共に若く 失望と共に老ゆる。

  希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる。

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして

偉力の霊感を受ける限り人の若さは失われない。

これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、

皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、この時にこそ

人は全くに老いて神の憐れみを乞うる他はなくなる。