なんとなく安曇野。

赤、黄、緑色の物体を生産しています

   

f:id:maruchan_seisan:20140227123105j:plain

曲→直。

朝から終日雨。今日一日で畑の雪はずいぶん減りました。

畑の雪はあとどれくらいだろう。たぶんあと20~30㎝ほどでしょうか。

りんごの枝の誘引に使い曲がってしまった針金をまっすぐに伸ばす仕事を、再放送のテレビドラマを見ながらやっていました。まっすぐに伸ばした針金は、今年の6月ごろからまた使います。忙しいときに、こんな面倒なことはやっていられないので、今日みたいに雨が降って時間のあるときにコツコツやってます。

絆ストレス 「つながりたい」という病 (青春新書INTELLIGENCE)
 

 ちょっと前に読了した本です。タイトルにひきよせられて買って読んでみました。

購読している地方紙の新聞紙面にも「絆」っていう単語、よくみますね。

「絆がある」とよべる人間関係とはどのようなものなのか、僕の中ではかなり曖昧であることに本を読んでいて気付きました。確か本の中に書かれてましたが、別れの時に涙する関係には絆があるとの一文には共感しました。

ちょうど観ていたドラマのセリフにも「絆」が出てきていて、針金を伸ばしつつ色々考えてしまった昼下がりでありました。

 

一流を育てる 秋山木工の「職人心得」

一流を育てる 秋山木工の「職人心得」

 

 これは図書館で借りてきて、だいたい読みました。

この本もちょっと絆に絡んでいる気がします。ここに入ると男も女も全員丸坊主になるらしい。丸坊主の部分、僕は正直理解できないのですが、男女関係なく丸坊主にされるほどの強力な統率とリーダシップが、ある人にとっては大きな成長につながるのかもしれないし、その中で師匠と弟子、弟子同士の間に強い絆が生まれるのかなとも思いました。師匠が弟子の人生をちゃんと背負っているから許される行為かなとも思いますが。ちゃんと食える職人に育てたるという師匠の姿勢と何としてもやり抜こうと思う弟子の相互の信頼関係があるから、成り立っているのだろう。でも読んでいてしんどいなぁ。丸刈りはないなぁ。

修行中は恋愛も禁止らしい。禁止されているのであれば、是非それを突破して恋愛して、もしかして別れなど経験して、ざわめく苦しい胸の内に向き合い、職場ではそれを師匠や同僚に悟られない様に抑えて、日々の仕事や修行にまい進してほしいなと思います。逆にうまく事が運んでいる、浮ついた感情を抑える方が大変かもしれませんが。笑。そのような状況で心を静めて求められる仕事をこなせれば、何も心動かなかった人より生きていることをより強く感じられるのではないか。同じ仕事も何倍も集中しなければ上手くいかないだろうし。

この本にはタイトルにもありますから「一流」という言葉が沢山出てきます。

何をもって一流とするかは人それぞれでしょう。

いかなる状況においても、自分で選択肢を作ることができて、苦しくても困難な状況を乗り越えていける人が僕は一流ではないのかなと思っています。あと自分が一流であると言わない人が一流である事の最低限の条件かもしれません。

 こんな事を再放送のドラマを見ながら、針金を伸ばしながら考えている自分に気付いて「うわーめんどくさー」とか思いました。笑。