なんとなく安曇野。

赤、黄、緑色の物体を生産しています

   

雪降ってます。

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朝からずっとりんごの木の植え付けをしています。今年はおよそ500本を計画しています。先月末頃からボチボチ植え始めてまだあと少しかかりそうです。植穴を掘って、水を入れて、ネズミの食害を防ぐ金網を設置して、掘り上げた土に肥料をまぜて、苗木を入れてVトレリスの角度を見ながら苗木を定植します。

今日は夕方から三郷小倉は雪が舞って寒かった。朝から80本程定植して本日は終了。

まだ剪定もあるし、その他の仕事もあるし、春は本当に忙しいです。

植え付けたところを振り返ってみると、計画していた内容が実際に少しずつではありますが実現していることに喜びを感じます。去年、こうしたいと思って、準備して、そして今年それが出来た。小さい話ですが誠に嬉しいです。笑。

傾斜。

Shinsyu Azumino maruchan orchard

今日は垂直に植えていた若木の樹列をVトレリスに変換するために、約10度傾斜させてる作業を行いました。思ったより時間が掛かりましたが、予定通りVトレリス内にうまく収まりました。この樹列のリンゴの木の根は地表から30センチ程度の深さの範囲で、水平方向にひろがっているものが多いのですが、傾斜させる反対方向の根を切ったり、掘り上げたりしながら傾けます。樹列にあるそれぞれの木で、どれぐらいの根を切ったら、どの程度傾くかなぁと、根の発達状態を確認しながら仕事するのは、普段行わない仕事であるので、とても新鮮で面白いものでした。手袋しての作業なのですが、一日中土をいじることが多い春は手がめっちゃくちゃ荒れます。ニベアをぬりつつ乗り越えたいと思います。

 

 

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ふじの芽。

 

春の改植に向けてのトレリスの準備などに約1週間かかりましたが、ようやく落ち着き天気の様子を見ながら苗木を植えていこうかなぁと予定しています。

まずは補植部分から植えはじめ、まるごと園地をやり直している部分に進んでいきます。毎年自分の力量などに合わせた数の改植をおこなっている(つもり)ですが、苗木は自分の管理能力を超えて植えても後々手が回らなくなるので、どのレベルが自分のできる範囲か知っておくことも大切ではないかと思っています。春に1回で1000本植えるなら3年に分けて330本ずつ植えた方が5年後、後者の方が園地が良い状態であると思います。一気にやったり一気にやめたりするのではなくて、毎年無理なく分割して植えていく、しかも可能なら毎年大なり小なり趣向を変えるみたいな、そうすると仕事がとても面白いものに、だんだんなってくるような気がしています。

 

自由。

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改植に向けて仕事を進めています。昨年、一昨年と比べると、金具の使い方、V字の組み方など一見同じような仕事に見えて細部は色々と変更されています。なんでもそうだと思いますが、やってみないとわからないことは多々あります。ちなみに写真のVトレリスの中心角は30度。横のバーの固定位置を少し低めにして妻と二人で立てやすい仕様にしてみました。自分で設計しているので当たり前ですがなんでも自由自在です。苗木だって自由自在。モノ作りの楽しさとはこの自由さなんですよね。

追植の準備。

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雨が降ったり、雪が降ったり忙しい天気が続いています。

 

垂直に植えていた樹列を、訳あってスティープなVトレリスに変換しようとしている様子。

今ある樹列を一方に約10度傾け、もう一方に同角度で新たな樹列を追加しようとしています。所謂リンゴの木の追植をしようとしています。

この樹列は野その被害で樹勢の衰えたものが多く、樹列単位の生産性を向上させるためにVトレリスよる追植を行おうとしています。

 傾斜角度は実際に畑で、一定の高さで横に何センチ動くか測定し角度を計算。その結論として10度を導き出しました。

角度の急なVトレリスであるので、Vの中心部分が枝で混みあってしまわないようにしないといけないのがこの手法の課題。V字の樹冠内を長期間すっきりした状態に保ち光の透過や分散が上手くいかないと、美味しいリンゴはとれないし、そもそも栽培が破綻してしまう。

さぁ、腕がなるねえ!