なんとなく安曇野。

赤、黄、緑色の物体を生産しています

   

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りんごの実生を少し大きめのポットに移植しました。セルポットの小さなスペースの中に、実生の根がぎっしり詰まっているものもありました。写真の実生は少し小ぶりのものです。4月下旬に、約210粒のりんごの種を蒔いて、今回約70ほど良いものを選んでポットに移植しました。広くなった新たな住みかで、伸び伸び大きくなって欲しいですね。

 

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黄色のりんごで11月下旬に収穫できる、はるかの様子。お昼にノギスで写真に写っている実の横直径をはかると、約14ミリありました。今年はいつもより随分早く、梅雨入りしたのに、まとまった雨がなかなか降りません。実の肥大に大きな影響がでなければいいのですが、もうしばらく、雨は期待できなさそうなので、ちょっと心配ですね。

はるかは袋をかけて栽培すると、とてもなめらかで、透き通る様な美しい果面に仕上がります。本場の岩手県で使用されているちょっと特殊な果実袋は、他県への持ち出しが出来ない事になっていて、残念ながら、長野県の僕の畑では使えません。

昨年は、すでに市販されている別の品種用の果実袋を使って栽培したのですが、袋と果実のサイズが合わず、生育途中で袋が破けてしまうトラブルが多くて、使用感としては今一つでした。

今年は幸運なことに、全国どこでも使える、はるか用の果実袋が発売されたので、もちろん、その袋を使うことにしました。長野県での使用は僕の園地が初なので、業者さんも見に来てくれるそうです。果実の肥大や糖度にどれくらい影響するか、とても期待しております。もしかしたら、黄色系の他品種にも品質向上の効果があるかもしれませんね~。いろいろ試してみたいと思います。