なんとなく安曇野。

赤、黄、緑色の物体を生産しています

   

f:id:maruchan_seisan:20140701171807j:plain

夕方。麦畑で。

 

f:id:maruchan_seisan:20140701160121j:plain

「はるか」の袋掛け。はるか専用の2重袋。はるかの果実は横直径で40~45ミリほど。

 

11月下旬から12月上旬に収穫予定の黄色系品種はるかに袋掛けをしました。

昨年はもっと早い時期に袋をかけたのですが、今年は果実を十分に選抜して数を減らしてから袋掛けしました。

はるかは袋をかけて収穫まで育てると、果実表面がとても美しく仕上がります。袋をしなくてももちろん果実は美味しく仕上がるのですが、味がものすごく素晴らしいリンゴのなので外観も美しく仕上げたい!とまぁそういうことです(^^)

去年は小玉が多かったのですが、今年は大玉にしあげたいもんです。さてどうなるでしょうか。楽しみです。

 

最近、Bibaum関連の資料を興味をもって色々読んでいます。世界の生産者は本当に生産力や生産効率を高める努力、工夫をしてますね。寝転がりながらや、休憩中、軽トラの中で色々なテキストに目を通していますが、本当に面白そうなのが色々あります。そしてそれが色々繋がっています。

生産のイノベーションというのは突然起こるのではなく、小さな思いつきや改良が年単位で具体的に積み重なっていって進んでいくのだと思います。年単位なので、だから果樹は大変なのですが、だからこそ生産者の力量が試されると思います。

先日業界紙にりんご主要生産国の色々な分野での国際ランキングのネタがありましたが、日本は確か販売環境が世界1位だったかな。これはすごいことですけれど、でも単位面積の生産量のランキングがずいぶん下だった。国内の販売環境がまだ比較的良いから生きていけるのだと自覚して、まだゆとりのある間に生産改革に積極的に取り組んでおきたい、そう思います。

 

朝から晩まで忙しく働いて、色々片付けて一息つくともう一日が終わりですね。あっという間です。